インデックス型投資信託による過去3年間の損益結果をまとめてみました。これを見ると、次のねらい目は「新興国」関係になりましたので、その理由を説明します。
我が家の投資信託の状況
我が家では預貯金を除く投資として、インデックス型投資信託(以下、投信といいます)による積立を中心においています。
インデックス型投資信託の積立
インデックス型投資信託とは、日経平均やNYダウの指数と同じ動きをする投資信託です。これを購入する事により、各々に採用されている株式銘柄を分けて購入していることになり、株式を分散していることになります。
また、比較的安全に運用するためには、アセット(株式、債券、金等)、地域(日本、アメリカ、欧州等)、時間(積立、分割購入等)の分散が効果的といわれています。
このため、我が家の少ないながらの資産運用としては、預貯金を除くとインデックス型投資信託(以下.投信といいます)による積立を中心においています。
信託の配分
我が家の投信の購入比率は次のとおりです。
当初は、何を購入したらよいのかよくよくわかりませんでしたので、リスクを下げるために広くカバーし、かつリターンを上げるため先進国株式を増やし、外国市場の比率を高くしています。
少し分散しすぎで管理が手間ですが、趣味も兼ねているのでこれも楽しいものです。
3年間の成績
次の表は、積立購入中のアセットと購入金額及び現時点の損益です。
信託報酬率は年間手数料のようなものですす、保有している限り取られます。この表ではトータル10,000円/月としましたが、実際はこの何倍かを毎月購入しています。
皆さんが購入を考える場合は、これを何倍かしてご使用ください。例えばNISA限度額120万円/年を一杯に使うとすると、この10倍になります。
損益は3年経った結果で+3%でした。最低5%は欲しいと思っていますので、少し物足りないですが、新型コロナウイルス・ショックの後なので、それでも利益が出ています。
実は、 新型コロナウイルスの前は約18%ほど利益が出ていました。約18% というのも上がり過ぎではないかと思いますが。
評価損益を見ると悪いのは新興国とG(グローバル)リート関係、良いのは先進国と金関係です。金のお陰でマイナスになりませんでした。これが分散効果ですね。
次のねらい目
投資信託等のサイトであるモーニングスターのINDEXサイトを見ると、アセット毎のリターンの推移が出ています。
これを見ると、アセットの順位が毎年目まぐるしく変わっており、それだけ予測が難しいことが分かります。
それ故、分散が重要になってきます。
増やすアセット
アセットを中長期で運用する場合は、リバランスを行う事で投資効率が上がると言われています。
リバランスとは、当初割り当てたアセット比率が、その後の上下動の影響で比率が変わった場合に増えたものを売り、減ったものを買い増しして、元の比率に戻すことです。
このため、余力資金があれば新興国関係を買い増したいと考えています。Gリートは、さらに余力があればですね。
なお新興国とは、eMAXIS Slimでは、MSCIエマージング・マーケット・インデックスを採用していますので、中国、韓国、台湾、インド、ブラジル、南アフリカ、ロシア、タイ、サウジアラビア等26か国・地域です。
さいごに
新型コロナウイルスによる大幅下落があってから約3カ月が過ぎ、市場も少し回復基調が見えてきましたので、次の投資方法について考えて見ました。
投資の考え方は人それぞれに合ったものがあると思いますが、私の場合はこの分散投資でした。絶対は無いですが、皆さんのご参考になれば幸いです。