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個人向け国債のキャッシュバックについて、SBI証券と楽天証券の比較

個人向け国債購入におけるSBI証券と楽天証券のキャッシュバックキャンペーンの比較

株式市場が神経質な動きを続けていますが、原本割れの無い安全資産として人気が高い個人向け国債があります。ネット証券のSBI証券楽天証券は、この国債を購入するとキャッシュバックやポイント還元するキャンペーンを実施していますので、これについて紹介します。

個人向け国債とは

個人向け国債は、国が個人向けに発行している債券の金融商品です。変動金利型10年満期、固定金利型5年満期、固定金利型3年満期の3種類がありますが、最も有名な変動金利型10年満期について、以下説明していきます。

変動金利型10年満期は、次のような特長があります。

  • 物価に連動し、半年ごとに適用金利が変わる変動金利型です。
  • 金利は、基準金利の0.66倍に設定されますが、最低金利0.05%(税引前)が保証されています。つまりどんなに低くても0.05%です。
  • 利子は半年毎に年2回受け取ります。
  • 原則1年間は解約不可ですが、1年経過後は中途解約可能です。中途解約の場合は、直前2回分(前1年分)の利払いされた額が差し引かれます。つまり最低でも元本が保証されています。
  • 購入する場合は、ゆうちょ銀行や最寄りの金融機関から購入します。

2020年8月現在では、変動10年では第125回債が募集期間中ですが、初回の適用利率は0.05%です。

あいかわらず低い金利ですが、株式等の大きな価格変動が伴う金融商品だけでは、リスクが大きいですので、コア資産の一部でして購入されている方が多いようです。

個人向け国債は、金融機関によって購入金額に応じたキャッシュ還元キャンペーンを実施しているところがあり、次にSBI証券楽天証券のキャンペーンを見てみたいと思います。

SBI証券楽天証券の個人向け国債購入キャンペーンの比較

次の表は、購入金額に応じたSBI証券楽天証券のキャンペーン期間中のキャッシュバックを比較したものです。

SBI証券と楽天証券の個人向け国債購入キャンペーンの比較

SBI証券楽天証券の個人向け国債購入キャンペーン】

SBI証券の場合は、100万円区切りでキャッシュバック額が段階的に比例して増えていきますが、楽天証券の場合は、50万円~100万円未満で0.1%、100万円~500万円未満で0.2%、500万円以上で0.3%と大きな区切りで、かつ額が大きいほど還元率を大きくしています。

SBI証券のキャンペーンの例

今回参考にしたキャンペーン期間は、2020/8/6(木)~2020/8/28(金)までのものですが、SBI証券の場合は、途切れなくキャンペーンを張っていますので、恒常化しています。8月のキャンペーンが終わると、たぶん、9月のキャンペーンが始まると思います。

特典のキャッシュバックは文字通り現金で、翌月中旬頃、口座に振り込まれます。ただし、キャッシュバックの上限があり、25万円までです。庶民には関係ないですね。

楽天証券のキャンペーンの例

今回参考にしたキャンペーン期間は、2020年8月7日(金)~2020年8月31日(月)までのものです。楽天証券の場合は、年3回(4月、8月、12月)実施しているようです。

特典のキャッシュバックは、現金ではなく楽天証券ポイントで翌月末頃にポイント還元されます。楽天証券ポイントは楽天ポイントに同額変換できますが、この場合、楽天会員である必要があります。また、ポイント還元の上限がありません。これも庶民には関係ないですが。

還元されたポイントを他で使うには楽天ポイントに交換しなければなりませんので、少々手間ですが、その代わりキャッシュ相当の還元率がSBI証券と比較すると良い値になっています。SBI証券のキャッシュバックも優れていると思いますが、その上を行っている還元率です。

まもなく8月度のキャンペーンが終了しますので、次の狙いは12月度になります。

さいごに

私は、以前よりSBI証券を利用していましたが、楽天証券は最近口座開設をしたばかりです。ネット証券として、SBI証券は優秀だなぁ~と思っていますが、楽天証券もなかなか侮り難い良いネット証券だと思います。

今回は、個人向け国債のキャッシュバックで比較して見ましたが、楽天グループとしてみた場合に楽天銀行とか楽天カードそして楽天市場と、楽天ポイントを循環させるような仕組みを作っているところが楽天の強みです。

SBI証券や他金融機関も、これからどんどんと利用者指向の新しいサービスが出してくると思いますので、アンテナを広げてキャッチしていきたいと思います。