預金通帳有料化の波、市中銀行は大丈夫なのか

大手の市中銀行や地方銀行で預金通帳有料化のニュースが良く目に付くようになってきました。コスト削減のためには止むをえない事なのでしょうが、窓口サービス重視同様にネット銀行との差別化は大丈夫なのかと心配になります。比較的身近な銀行について有料化の上場を調べてみました。

私の家では、給与振込先である三菱UFJ銀行をよく利用しています。以前、三菱UFJ銀行で紙の通帳が不要になるEco通帳（インターネット通帳）の案内があり、過去の履歴が見れる事から私の口座をEco通帳に切り替えたことがありました。

しかし、その後に奥さんからえらく怒られて元の紙の通帳に戻した経緯があります。うちの奥さんは紙の通帳に引き落とし予定とか引き落とし実績を記載していたんですね。そのような事は、別の方法でもやれるのですが、自分の流儀があるようです。

市中銀行のメリットは、窓口があり困った時に相談できる事や、パソコンを開いてパスワードを入力等面倒な処理をしなくとも紙の通帳に記帳して、従来の延長で簡単に使えることです。

その中で、紙の通帳をなくす事が市中銀行として良い事なのか疑問に感じてしまいます。とはいえ、どのような状況なのかを各行で調べてみました。

従来の紙の通帳に代わり、最大10年間分のお取引明細をオンラインでご確認いただける、「みずほダイレクト通帳」の利用を推奨しています。主な内容は次のとおりです。

上記同様にデジタル化推進の一環として実施します。

2021年4月1日以降の新規開設の普通預金口座が対象で紙通帳を利用する場合、手数料が年間550円（税込）が対象口座から引き落とされます。
ただし、2021年4月1日前まで開設した口座や18歳未満75歳以上の顧客は対象外で手数料が無料となります。
なお、上記の2021年4月1日以降開設された普通預金口座でWeb通帳選択またはSMBCダイレクトパスワードカードの有効化のいずれかが未済、2年以上入出金が無くかつ残高が1万円未満の場合は、手数料として年間1,100円（消費税込）を対象口座から自動的にお引き落としされます。ただし、18歳未満または75歳以上の方、同じ支店に定期性預金口座・外貨預金口座等をお持ちの顧客は対象外です。

地方銀行の大手である横浜銀行の場合は次のとおりです。

三菱UFJ銀行は、まだ通帳有料化までは行っていません。しかし、デジタル化を推進しており、スーパー普通預金（メインバンクプラス）は、2021年6月1日から次のようなサービスに変わります。

上記を含めて主な内容は次のとおりです。

給与・年金の口座受取は10万円/以上で、年金の場合は隔月でOKです（年金は通常偶数月に前2月分を受給）。
70歳以上の顧客は、上記条件に該当しなくとも三菱UFJ銀行ATM利用手数料が何回でも無料です。
また、セブン銀行ATM・イーネットATM・ファミリーマート設置のゆうちょ銀行ATM等の場合は、誰でも毎月25日・月末日の8:45～18:00は手数料無料で利用できます。
2021年6月13日からPontaポイントが貯まるサービスが開始されます。