いつかは本でも書いて印税生活なんて憧れがありましたが、ついに電子出版をしてみました。使用したサービスは、amazonのKDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)で、出版費用は無料です。とはいえ、手っ取り早くやり方を知りたくてノウハウ本を購入しましたので、ここではその書籍について紹介します。原文をWordで作成してKDPの登録する方法が書かれています。
KindleとKDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)
Kindleとは
皆さんKindleで電子書籍を購入したことがありますか。Kindleと聞くと私などはハードウェアの電子書籍専用端末を思い浮かべるのですが、電子書籍サイトも含まれています。
amazonサイトからも書籍購入できますが、Kindleストアは電子書籍専用のサイトで、紙の本は販売していません。
また、Kindleストアから購入した電子書籍は、無料のアプリをダウンロードすれば、PC(パソコン)、スマホ、タブレット等からも読む事が可能です。つまり、Kindle専用端末が無くとも良いという事です。
しかも購入した電子書籍は、クラウドに入っていますので、PC(パソコン)、スマホ、タブレット等どこからでも読む事ができます。
KDPとは
以前、上記サイトで紹介しましたが、簡単に特長を再掲します。
- 誰でも無料で電子出版できます。
- 最低価格は99円です。
- 印税は、自動的には35%ですが、KDPセレクト(90日間のKindleストア独占販売等の制限が発生します)に登録すると最低価格250円/冊・70%となります。
- 対応している電子データのフォーマットは、word、PDF、XML、EPUB等々定番の書式をサポートしています。
- 登録された電子書籍は、48時間以内に世界各国のKindleストアで購入可能になります。
KDP電子書籍出版するための書籍紹介
原文をWordで作成したい
電子書籍のコンテンツのフォーマットについては、固定フォーマットとリフロー型フォーマット(電子書籍を読む端末に応じてコンテンツの書式を自動的に合わせてくれる)がありますが、リフロー型フォーマットの方が読者にとっては便利です。
また、コンテンツを作る作者側にとっては、(WindowsPCを使っている方は)慣れているMicrosoftのWordが便利ですが、Wordを使うと最終形の文書構成が崩れる場合が多く、細心の注意が必要になります。
おすすめの本
ネットのブログを、KDPとWordを主な検索キーとしていろいろ調べたのですが、情報が古いとか知りたい事が見つからないとかで、少々手こずりました。
そこで良い書籍が無いかなと探していたところ見つけたのが次の書籍です。
主な内容と特に気に入った内容は次のとおりです。
- KDP登録、コンテンツ作成、提出方法等が最新情報かつ具体例で、一通り説明されています。
- Wordや無料関連アプリを使用した表紙の作成方法、文書フォーマットの作成方法等が記載されています。
- ほとんど無駄な文章が無く、簡潔にまとめられています。
Kindleが推定する頁数としては209頁ですが、ざっと読むのであれば2時間弱でしょうか。Kindle登録等実際に入力する画面の例が見れますので、自分で登録作業をする場合に横で見ながら入力する事ができます。納税者番号(TIN)は日本でいうところのマイナンバーだとか分かりませんよね。
下記がこの本ですので、ご興味があればご覧ください。
電子出版した本
さて、次の本がKDP電子書籍として出版してみた本です。むぅ~、自分の事なのでなんとも言えませんね、初めての事なので。。。収益は無いものとして、出すことに意義があるというところでしょうか。
Wordを使って今回作成しましたが、いくつか分かったことがありますので、次に記載します。
- 改行(shiftキーを押しながらenter)と強制改行(enterだけ)がありますが、極力強制改行は使わない方が良いです。文章構成が崩れやすくなります。
- 箇条書きは、左寄せにした方が見た目が良いです。「両端揃え」になっていると先頭に余分な空白が入る場合があります。
- 環境依存文字は使わないようにします。箇条書きの「・」は化けました。これ、環境依存文字なんでしょうか。
- 図表を入れるのは最低限に抑えましょう(上記の本は図表を入れ過ぎの感があり次回への反省点です)。大きな表等はスマホでは見辛いですし、ダウンロードする際の容量も増えます。図表へはリンクを張るのが良いようです。
- 図表を入れる場合は、なるべく大きく作成し(読者がズームしても見やすいように)、前後に適当に改行を入れる(文書崩れを防ぐために)のか良さそうです
Kindleでは、スマホ等でどのように見えるか事前確認できる「Kindle Previewer」というアプリを提供しています。これを使用して文書体裁に問題ないかを何度も確認する必要があります。
なお、KDPの詳細については、次のサイトをご覧ください。
→Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングをみる
さいごに
今年の正月はKDPの電子書籍出版で終わりました。また少しコンテンツが溜まってきたらチャレンジしてみたいと思います。なんせ出版費用はゼロなので。。。