「フリーランスを代表して申告と節税」という本を購入しました。定年後の個人事業者に少しあこがれがあり、以前より興味のあった分野ですが、固い本は最後まで続かないので、そのうちに調べようと思っていたところです。面白かったので少し紹介させていただきます。
会社勤めから自由になりたい
会社勤めの人は誰でも一度は会社から解放されて自由に生きたいと考えたことがあるのではないでしょうか。現実を考えると金銭的にも困難なのはわかっていますが、たまには頭の中だけでも自由になりたいものです。
生きる上でもしも屈辱的な事があった場合は、自分の人生、最後の手段として辞めるという選択肢も持っていたいものです。そのためにも、ある程度資産運用を行い、金銭的に備えておく事が重要です。
ただ、そこまで考えなくとも定年後になると嫌でも自由な時間ができてきますので、個人事業者として自分の好きな事で働くというあこがれが生まれてきます。
しかし、個人事業者を始めるかそれともやっぱり止めるかの判断も、個人事業者になる方法やメリット、留意点等が分かりません。ネットや書籍で調べたいと思っていましたが、久しぶりに街の本屋さんで見かけたのが今回紹介する本です。
なんとなくわかる事
紹介するのは、著者「きたみりゅうじ」さんの「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」です。
もしかするとご存じの方も結構居られるのではないかと思います。というのは、初版発行2005年12月と意外に前から出版されており、2020年11月に最新2版として改訂出版されました。
なんとなくわかる事は次のとおりです。
- あやしいフリーランスとあやしい税理士さんの掛け合い漫才のような説明で、なんとなくフリーランスの税金の概要がわかります。
- 納税者も徴税者もある程度いい加減なんだなぁ~という事がわかります。
- 無味乾燥な計算式の羅列がほとんどなく、言葉で平易に説明してくれます。一部は例を基に金額を算出してくれています。
- 確定申告をされている人はある程度理解している税額計算方法が再確認でき、自分の計算方法に自信が持てます。
- 青色申告の重要性や消費税の扱い方などを平易に説明しています。
- もしも法人化にする場合の留意点などが書かれています。このあたりは、こちらもあまり真剣さが無いので分かったとは言い難いですが。
令和改訂版 フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
ご参考までに目次は次のとおりです。
本の書き方の雑感
内容はもちろん大変参考になりましたが、もう1点良かった点は、本の書き方で、非常に読みやすかったですね。ひるがえって自分の書き方を見ると固いなぁ~と思う次第です。
主な点は次のとおりです。
- 読み始めの敷居が低い。掛け合い漫才ですからね。
- 税金等の専門用語は誤解されないように使うのは仕方が無いとしても、その説明がやさしい。下手にだらだらと書いていません。ポイントを平易に説明しています。
- 計算式は極力使わないようにしているようです。試算で少し計算式があるのですが、確かに私も読み飛ばしました。実際に必要になった時に読めば良いですし、計算式を読み飛ばしても文脈的には問題ありませんでした。
- 挿入絵や文章間の空きスペースも読みやすさに通じているのだと思います。このあたりは編集の方が力を入れたところかもしれません。
さいごに
何か知識をまとめて得たいと思うと、ネットサーフィンも良いのですが情報が細切れになるので、やはり本のようなカタマリでまとまっている方が良い気がしています(年寄りだからかもしれませんが)。
皆さん、本を出してみたいという思いはありませんか。最近では、ネットで手軽に出版できるようになってきましたので、私も何時かはチャレンジしてみたいと思います。今でしょという突っ込みがありそうですが、まずは、知識とネタ集めをしておかなければ。。。