白ノ葉のライフプランニング

定年前後のライフプランニングと終活について思いを綴ります

あなたも影響?10月からたばこ増税そして高配当株式保有は

たばこ税と高配当株

たばこ税の増税が2020年10月と2021年10月に予定されています。JT株式は高配当が魅力ですが、株価が低迷しており、この増税がさらに水を差すかもしれません。JT株式の購入可否について考えてみます。

たばこは意外と国に貢献している

日本では、たばこ製造・販売等は、JT日本たばこ産業株式会社)が独占しています。たばこ税は地方税を含めて国の大きな収入ですし、さらにJT筆頭株主財務大臣で株式の33.35%を保有しています。 

たばこの税収は、だいたい地方税を合わせて約2千億円、またJT株式の配当金が約1千億円で、計3千億円が国庫に入りますので、重要な国・地方自治体の財源となっています。

実は、たばこの増税が2018年の税制改正の時に決められており、一箱20本入りのたばこで、2020年10月から+10円、さらに2021年10月から+10円と税金が増えます。

2018年でも20円/箱増税されましたので、トータル60円/箱の増税となります。

このほかに消費税もありますので、たばこ売り上げの60%以上は税金ということになり、愛煙家にとっては厳しい話です。 

たばこの税負担比率

※たばこの税負担割合 (出典:JT

投資対象としてのJT株式は

国庫の歳入として大きな貢献をしているJTですが、投資対象としてはどうなのかを考えてみたいと思います。

次のグラフは、JT株価の最近2年間の週足チャートです。2020年3月の新型コロナウイルスの影響による大幅下落から回復基調にありますが、まだ値下がりのトレンドから抜け出したとは言い切れないチャートです。

JT週足2年間JTのチャート( 週足 、2年間) (出典:SBI証券

2020年6月8日のJT株式の終値は2,204.5円でした。配当利回り(予想)154円、PER(株価が利益の何倍買われているか)12.82倍、PBR(株価が会社解散価値の何倍買われているか)1.61倍と過熱感はありません。

 次のグラフは、JTの売上収益と事業の比率を表しています。

JT売上収益と事業比率

JTの売上収益と事業比率 (出典:JT

 売上収益はほぼ横ばいです(若干減少か)。事業比率では、医療事業や加工食品事業がありますが、依然として大きくたばこ事業に依存しています。

たばこは、国内需要が減少していますので、海外に活路を見出そうとしていることが分かります。

JT株に対する逆風

環境問題等で大きな逆風にさらされており、主なものとしては次のとおりです。

ESG投資

 ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもので、会社の持続的成長のためには必要な観点として投資家に認識されています。

日本の公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を始め、欧米の年金関係のファンドもESG重視を表明しており、環境に悪いJT株は購入しないという方針です。

改正増進法の全面施行

2020年4月に改正健増法(健康増進法の一部を改正する法律)が全面施行され、吸わない人が煙の迷惑にあわないように、屋内は原則禁煙になりました。愛煙家への目が厳しくなっています。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスの感染は、肺炎を引き起こすので、喫煙者の重症リスクが高いのではないかと言われています(真偽は不明)。このため、世界的に喫煙に対してより一層厳しくなっています。

JT株を持つメリット

JT株のメリットは、何といっても高配当と株主優待です。これらを見てみます。

JT株式の配当

配当予想(2020年度)は、一株154円です。2020年6月8日終値で利回りは、6.99%です。大変な高配当利回りです。

配当金は、大株主が国(財務省)なので、国家財政の厳しい折、恐らく悪くて維持ではないかと考えています。

JT株主優待

最近のJT株主優待は次のとおりです。100株を保有していると2,500円相当の品物がいただけます。利回りで換算すると、1.13%となります。

JT株式優待

 JT株の配当と株主優待を合わせると、8%以上の利回りとなります。

さらに、ここ数年は、電子タバコのスターターキットを喫煙希望者に無償で渡していますので、これを加えると、1%以上アップ(利回り9%以上)になります。

私案

JT株は、残念ながら世界の趨勢で、基本下降トレンドです。

しかし、 安定した高配当株なので、大変魅力的な株だと思います。例えば、JT株価購入時の配当利回り6%だと仮定すると、5年で30%(6%×3年)増えることになりますので、この程度の下落なら元が取れるとみる事もできます。つまり待つという選択ができます。少々乱暴ですが、高配当株ならではの考えです。

つまり次のように考えています。

  • 短期勝負の方:購入はNG。下降トレンドが続いている可能性がある。
  • 中・長期的に投資:購入も一考。値上がりは期待できないが、高配当と株主優待を楽しむつもりで。

実は、私もJT株式を少し保有していますが、株価自体は順調?に値下がりしています。

このため評価損を抱えており、いわゆる「塩漬け」です。しかし、元々長期保有の考えなのでそのまま保有しており結構いい額の配当を毎回いただいています。あらためて高配当株の魅力を認識している次第です。強がりでしょうか。 

さいごに

まあ、株式の短期売買は難しいので(上手くないとも言います)、私は原則比較的高配当株式の中・長期保有スタイルです。JT株を含めて比較的高配当株式で配分を構成しており、平均利回り4%以上で、これらの配当が生活の重要な余力資金になっています。

高配当株に働いてもらい、それでちょっぴりお小遣いをもらって少し楽しむというのも良いのではないでしょうか。

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