今年はオリックスの株主優待制度の「ふるさと優待」でカニ缶をお願いし、7月末に商品が到着しました。オリックスは他の株主優待や配当も良く、株主を大切にする会社だと思います。オリックスの優待制度を中心に説明します。
オリックスとは
プロ野球球団も持っているオリックスですが、いまいち何をやっているのかよく分からないですね。最近では、CMで引退された有名なプロ野球選手や女優さんがアピールしていますので、だんだん知名度は高くなっていますが。
元々は、リース事業からスタートして、現在は法人金融(法人向融資等)、メンテナンスリース(航空機リース・船舶リース等)、不動産(投資・施設運用等)、事業投資、リテール(生命保険・銀行等)、海外事業を行っています。
レンタルカーや観光施設を運営していたりで意外と身近な存在です。
オリックスの優待制度
オリックスは、株主優待制度や株式配当が良く、株主を大切にする会社だと思っていますので、私も少し株式を保有しています。
今年も株主優待制度でお願いしたものが来ましたので、それを中心に説明します。
ふるさと優待
オリックスの株主優待制度の一つに「ふるさと優待」があり、100株以上保有している株主に対して全国各地の取引先の商品をプレゼントしてくれます。
コースは、Aコース(株式を3年以上継続保有)とBコース(株式を3年未満継続保有)の2つあります。
私はまだ3年に満たないのでBコースで、今年はカニ缶詰め合わせをいただきました。下記が到着したカニ缶詰め合わせの写真です。
カニ缶はマルハニチロのもので、楽天市場で見るとメーカ小売価格5,000円、限定特割30%引きで3,500円(税抜)で販売されていました。
意外と高いですね、食べるのが楽しみです。
なお、昨年は、ライオンの洗剤セットで、それも半年持ちました。優待品は、食べ物だけでもありません。
その他の優待制度
株主の基に配られるオリックス優待カードを提示すると次のような優待が受けられます。
- 宿泊・食事:温泉宿やホテル、食事が優待価格で利用できました。ものによっては半額もあるのですが、ほとんど10%~25%ぐらいです。
- 水族館:京都水族館、すみだ水族館、新江ノ島水族館が10%引きです。
- 人間ドック割:宇都宮セントラルクリニックの人間ドック料金の割引があります。もともと高いので私には無用ですが。
- 野球観戦:オリックスのホームゲームの当日券が約1,000円割引があります。
- 車関係:カーリース成約でカーナビプレゼント、レンタカー30%~50%OFF、その他にカーシェアリングや中古車販売でも割引があります。
株式配当
2020年3月期の通期配当は、76円/株です。2020年7月31日の終値1,136円/株ですので、配当利回りは、6.69%です。
さらに、株主優待品を3,500円相当とすると、100株保有者の全体の利回りは次のとおり9.77%になります。これを見ても株主還元を重視する会社であることがわかります。
{(76円×100株)+3,500円}÷(1,136円×100株)×100=9.77%
今年は、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化していますので、減配の可能性がありますが、今年の株主総会では、経営陣から配当性向を上げて(2020.3期32%→2021期に限り50%)株主還元を維持したい旨の方針が示されました。
このため、もしも減配があるとしたら2020.9期以降になります。
最近の株価と概況
次の図は最近2年間の週足チャートです。
2020年3月の新型コロナウイルスの影響による大幅下落から戻りが遅い状況です。これは、不動産賃貸・施設稼働率の低下や航空機リース等の支払猶予要請等があり、厳しい経営が続いている影響です。
金利低下傾向の場合、その時決めたリース料がさらに金利が低下するとその分損をすることになりますので。
しかし、オリックスは金融運用のプロ集団で、かつ、中長期的に考えると株主を大切にしてくれる会社ですので購入するには良いタイミングなのかもしれません。つまりキャピタルゲイン(売買収益)を狙うのではなく、インカムゲイン(配当等安定収益)を取っていくという方向きだと思います。
万が一、もしも危なくなってくると、株主還元にまず影響が出てきますので、その動向は良く見ておく必要があります。
さいごに
オリックスも知名度を上げるためにCMをよく出すようになってきました。CMを出し始める会社は、その後株価が上がる傾向にありましたし(ユニクロとかワークマンなどがそうでした)、配当等株主還元も良かったので私もオリックス株を購入しました。残念ながら、狙いとは別に現状評価損が少し出ています。
しかし、現状では、売却する気はありません。市場が悪い中でも何かと工夫して利益を出せる企業だと考えているからです。
新型コロナウイルス感染拡大の中で、大きく社会構造が変わってきていますが、引き続き、応援させていただきたいと思います。