例年エイベックスの株主優待の一つに、エイベックス所属アーティストによる音楽フェスa-nationの割引チケット販売がありますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためにオンライン開催となりました。これを中心にエイベックスの株主優待制度を紹介します。
エイベックスの株主優待制度
エイベックス(avex)はご存じのとおり、ヒップポップ等ダンス系の楽曲で急成長し、今では音楽業界の大手として、ライブ・イベント・映像配信等を企画・運営している会社です。
私も好きな歌手が居たので、少し株式を保有して応援しています(今は中国に帰られたり、引退したりで私自身は寂しくなっていますが)。
以前は、株主優待コンサートとあり、東京国際フォーラムや埼玉スーパーアリーナで大規模で無料のイベントを開催していました。
東京国際フォーラムの時は初めて購入したこともあり、行ってみましたがすごかったですね。朝からすごい行列で、当初予定していた会場では収まりけれず、別会場が追加されたりしていました。
今年の株主優待制度の概要は次のとおりです。
a-nationオンライン開催
例年ですと、a-nationはいくつかの大きなイベント会場で開催され、株式保有数で決まる割引率で先行予約チケットを購入することができるのですが、今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン開催となりました。
2020年のa-nationに係る株主優待等の主な内容は次のとおりです。
エイベックスの株価の状況
次の図は、エイベックス株価の2年間の週足チャートです。
最近の株価と配当は次のとおりです。
- 株価:928円/株(2020年8月26日)
- 最低購入金額:92,800円/100株(2020年8月26日)
- 配当:50円(2019年3月期、配当利回り5.38%)
- PBR(株価純資産倍率):0.85
また、新型コロナウイルスの影響で、イベント中止が相次ぎ、厳しい状況です。来期2021年3月期は、赤字予想ですので、上記の配当も減る可能性が大きいですね。
エンターテインメント系は、生活の余裕があって初めて関心でる事業ですので、現状での早急な株価戻りは期待できません。
また、薬物とかでアーティストの方が捕まったりすると、この会社の所属でないアーティストでも株価が下がります。スキャンダルに弱い面があります。
一方、今回の新型コロナウイルスで大きく影響を受けた業種の一つですので、新型コロナウイルス治療の目途が立った時には、株価が大きく反発することが期待できます。
さいごに
暫くは株価の低迷が続くと思いますが、応援したいアーティストが所属しているので応援したいという気持ちがあれば購入を検討しても良いかもしれません。次の株主優待権利が発生するのは、2021年3月末ですので、それまでに結論を出せば良いと思います(権利確定月は株価が上がる傾向にあるのでその1~数か月前に購入が良いかも)。
私の場合は、ファンになっているアーティストの方はいなくなってしまいましたが、このような事が無いと新しい方を知る機会がありませんので、継続保有です。